こんにちは。
店主のちえです。
どうしても語りたいんです。五感の鮪について。
みなさん、美味しい鮪ってご存知ですか?
私は恥ずかしながら、この商売を始めるまで本当に美味しい鮪を知りませんでした。
鮪はメバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロ、インドマグロ、クロマグロなどなど。
安いスーパーや回転寿司などはキハダやビンチョウが多いように思います。
五感の鮪は勿論クロマグロ、つまり本鮪です。
安い居酒屋では本鮪でも冷凍を使っているところが多いですが、五感はもちろん生です。
五感の鮪は京都市場の卸業者から仕入れています。
早朝から京都まで車を走らせてこの生本鮪や他にも鮮魚を仕入れに行っています。
京都まで、行きは早朝なので1時間、帰りは込み具合によって1時間半から2時間。
マジで大変です。
いや、ほんとに愚痴らせてほしいです。本当に大変なんです。
でも、これをやってるのは、この鮪を買いたいから。
最初は、飲食に関わるお客様たちから、「神戸にも鮪は売ってる」とか「海は一緒なんだから、鮪は神戸も京都も同じだ」と。私も多分そうだろうと思っていました。
現プロデューサーの大将は、それでも京都にこだわっていました。
でも。。。
コロナの間を含めて数年間大将が病気だったとき(これはまたブログでお話しますね)、京都までの仕入れが難しく、神戸に仕入れに行ったり、大阪に仕入れに行ったりしました。
そしてしばらく大阪の鮪を仕入れた時もありました。
もちろん生本鮪ですから美味しかったですよ。大阪から仕入れる生本マグロは京都よりも格段に安かった。
そして神戸の市場で鮪を探しに行くと、京都で仕入れていたレベルの鮪を見ると法外に値が高かった!
で、やっぱりもう一度京都の市場から鮪を仕入れてみようということになり、それまで何年も付き合いのあった仲買業者さんから再度仕入れたら。。。
見た目は宝石のようにキラキラと光っていて、その味はとろけるような、というか、口の中でとろけるやないかーい!!! ということで、スタッフ含め驚きの美味さでした!
一度浮気をしてみたけれど、やっぱりうちの女房が一番やったー!みたいな。
なんせ、ぜんっぜんレベル違いなんです。
石原料理長もこんなに素晴らしい鮪を手掛けられるなんて料理人冥利につきるってなもんです。多分(⌒∇⌒)
この生本鮪は、うちの会社の中でも石原料理長だけが捌くということにしています。
だって、この素晴らしい鮪を最高の状態でお客様に出したいじゃないですか👍
京都の市場は西日本で一番大きな市場です。
日本一は豊洲、次が京都です。
前に豊洲にも行ってみましたが、今改装中の新しい京都の市場はそれに引けとりません。
でも、なぜいい鮪が京都に集まるのか。
もちろん、高値で売れるからです。
自分が鮪釣りの漁師だったら、いい鮪が揚がったらできるだけ高値で買い取ってくれるところに送りますよね。そういう意味では、豊洲が一番いいものが集まるのだろうと思います。
ちなみに、この間石原料理長が夏休みに行った松山の「寿司すみもと」さんは、豊洲から空輸で鮪を取り寄せています。(ブログ・料理長の夏休み にてご紹介してます)
でも、この感覚は当たり前なんですよね。美味しいものをお出ししようと思ったら、やっぱり素材には妥協があってはいけません。
実際、神戸で市場による鮪の食べ比べをした飲食業者さんが何人いるのでしょうか。
だから私は本当に本当に自信をもって五感の「生本鮪」をお勧めしています。
ちなみにみなさん、生本鮪は肉に近い触感、味わい。そして脂のノリです。
ぜひ、サラリとした赤ワインと一緒にお召し上がりくださいね。もちろん地酒も合います。
めっちゃお伝えしたかったから、すっきりしたー。
五感にご来店の際はぜひぜひ生本鮪をオーダーしてください。
ホンモノを味わってください(⌒∇⌒)
投稿:店主ちえ
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